ドイツ ペリンガー社 LUDWIG PERINGER Gmbh
ペリンガー社は1864年から主にボックスカーフを中心とした皮革の製作をしており、5世代に渡って累積された革鞣しの技術や経験と、近代的な製造方法を結合させることで常に安定した最高品質の革を供給するタンナーです。
カーフ(生後6ヶ月以内の仔牛)という素材は、しなやかで肌理細かく柔らかいという利点を活かすため、基本的には殆どがクロームで鞣されますが、シュランケンカーフもその内の一つです。
シュランケンカーフは今から約60年ほど前に開発された、ペリンガー社を代表する革の1つです。熱を加えずに収斂性の強い鞣し剤によって革の表面に自然なシボを持たせた革で、独特の表情と張りが特徴です。シボの出方は型押しされた革とは異なり、不規則で自然の模様となりますので、1枚の大きな革の中でも部位によってシボが大きかったり深かったりと実に様々な表情を見せます。このシボの利点は曲げ伸ばしに強くなるということと、傷にも強くなるという点と、傷を目立たせないという利点が挙げられます。
一般的にクロームで鞣された革は植物性のタンニンで鞣された革よりも弾力があり、柔軟性が高くなるのですが、そこにシボが加わると更に柔軟性と弾力が上がり、大変曲げ伸ばしに強い革となります。
さらに、色落ちや退色が殆ど無いので、長く使っていても見窄らしくならずに常に発色の良さをキープするという大きな特徴があります。
基本的にオイルやクリーム等は入れる必要はございません。たまに軽くブラッシングして垢を取り除き、柔らかい布で全体を軽く乾拭きするのみで十分です。もし乾燥等で革の表面がカサついた時は、カーフ専用のクリームを薄くのばしながら塗布します。