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オールドイングランド

イタリア ゾンタ社 Conceria Zonta

オールドイングランド

ゾンタ社は1950年創業のイタリア北東部ヴェネト州ヴィンチェンツァ パッサーノ・デル・グラッパにあるクロム鞣し専門のタンナーです。生産のおよそ8割がボックスカーフで、主に高級靴メーカーからクオリティにおいて絶大な信頼を得ています。
このオールドイングランドもその中の最高級クラスのボックスカーフの一つで、表面の肌理が細かく上品な質感に加え、カーフでありながらもしっかりとしたコシがあり、ギン面(革の表面)が非常に強く、シワが入り難いという特徴があります。耐久性に優れていることからエイジングは非常に遅く、艶が上がるまでは時間がかかりますが、その分綺麗な表情を保った状態で永くお使いいただける革です。

ケア方法

普段のお手入れは乾いた柔らかい布での乾拭きのみで結構ですが、もし革にカサつきや固さ、曇りなどを感じましたら、無色のクリームをごく少量取り、布に良く馴染ませ、製品に円を描くように動かし塗布して下さい。その後、柔らかい布で乾拭きを行ってください。(※多量の油分はオイル染みやコシの抜け等、革の風合いを損ねる原因となりますので、過度な塗布は十分ご注意下さい。)

推奨ケア用品

サフィール ノアールレノベイタークリーム
(無色の靴用保革クリームでも代用可能です。)
馬毛ブラシ、山羊毛ブラシ

ご注意点

水濡れについて

革は多量の水分を嫌います。多量の水分はカビの原因となり、放っておくとカビが革繊維の内側に根を張り、完全に取り除くことが難しくなりますので、水気には十分ご注意下さい。雨などで多量の水分を含んでしまった場合は、堅く絞った柔らかい布で水拭きをし、その後柔らかい布で乾拭きを行って陰干しをして下さい。(※ドライヤーや日光に当てるなどの急速乾燥は、革の風合いを損ねる原因となりますので、くれぐれも行わないようお願い致します。)また、シボの内側に入り込んでしまった汚れは、水気をよく飛ばした後、ブラッシングにより掻き出して下さい。

 

汗について

汗に含まれるアンモニアは艶を消し、革の風合いを損ねる可能性がございます。夏場に長時間ズボンのポケットに入れてのご使用はお避け下さい。ご使用中、多量の汗の染み込みを感じられましたら、硬く絞った布で水拭きし、その後柔らかい布で乾拭きして下さい。乾拭きを終えてもカサつきや曇りを感じましたら、製品が完全に乾いた後でクリームを全体に薄く塗布し、柔らかい布やレザーグローブ等で力を入れずに乾拭きをして下さい。

 

移染につきまして

衣類と強い摩擦が生じますと色移りの可能性がございます。また汗や雨などによって製品が湿っている状態ですと、比較的弱い摩擦でも色移りいたします。白色などお色味の薄いお召し物には十分ご注意下さい。また、長時間紫外線に当てますと退色・変色の原因となりますので、十分にご注意下さい。

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