WILDSWANSではこれまで、さまざまなタンナーが手掛ける皮革を製品に採用してきました。
今回は、GUIDI CORDOVANシリーズに続き、WILDSWANSでは初めて採用する皮革、イタリア・GUIDI社の「culatta cavallo pull up(クラッタ カヴァッロ プルアップ)」を使用した、GUIDI HORSEBUTT(グイディ ホースバット)シリーズを発売いたします。
馬の臀部周辺から採られるホースバットは、しっかりとしたコシとハリを備えながら、トラやシワ、細かなキズなど、素材そのものが持つ荒々しい表情を楽しめる皮革です。
今回は、GUIDI社の背景から革の魅力まで詳しくご紹介します。


GUIDI(グイディ)は、イタリア・トスカーナ州で1896年に創業したレザータンナーです。正式には「Conceria Guidi Rosellini(コンチェリア グイディ ロゼリーニ)」といい、長い歴史の中で高品質なレザーを生産してきました。
トスカーナ州は、古くから皮革産業が盛んな地域として知られており、WILDSWANSで使用している「ブッテーロ」を生産するワルピエ社や、「ミネルバボックス」を生産するバダラッシーカルロ社も拠点を構えています。
また、トスカーナは歴史や文化においても重要な土地です。古代にはローマの基礎を築いたとされるエトルリア人が多く暮らし、後の古代ローマの発展にも大きく寄与したとされています。現代においても、GUCCIやSalvatore Ferragamoなど、トスカーナを代表するブランドが数多く存在しています。
GUIDI社は、こうした歴史と文化、そして皮革産業が根付くトスカーナの地で、伝統的なベジタブルタンニン鞣しの技術を今なお継承しています。伝統を守りながらも、現代的な感性で再解釈されたGUIDI社のレザーは、独特の表情や仕上げによって、世界中のレザーファンやデザイナーから支持されています。
また、GUIDI社はタンナーとして革を生産する一方、自社の名前を冠したレザーブランド「GUIDI」も運営しています。そのコレクションは、イタリアに受け継がれてきた職人技と現代的な美意識を融合させたものとなっており、特にブーツをはじめとする革製品は世界的に知られています。
タンナーとして培ってきた革づくりの技術と、自社ブランドを通じて発信する独自の美意識。その両方を持ち合わせていることも、GUIDIというタンナーの大きな特徴の一つです。

今回使用する「culatta cavallo(クラッタ カヴァッロ) ※以下GUIDIホースバット」は、馬の臀部周辺から採られるホースレザーです。
「culatta」はイタリア語で臀部を意味し、「cavallo」は馬を意味します。
馬の臀部周辺は、革の中でも繊維が密に集まった部位として知られています。
そのため、一般的な馬革とはまた異なる、しっかりとしたコシやハリを感じられることが特徴です。
また、今回使用する「ホースバット」と、一般的に「シェルコードバン」と呼ばれる革は同じものではありません。
コードバンは馬の臀部にある特殊な繊維層を指す言葉であり、その層をどのように利用し、どのような仕上げを施すかによって、完成する革の表情は大きく変わります。
ホースバットは、コードバンとして仕上げられた革とは異なり、馬の臀部周辺という部位そのものが持つ個性を活かした皮革です。
GUIDIホースバットでまず目を引くのが、その力強い表情です。
表面にはトラと呼ばれる筋状の模様や、シワ、細かなキズなどが見られます。また、革の表面をよく見ると、場所によって肌目の細かさや凹凸にも違いがあります。
GUIDIホースバットは、WILDSWANSでこれまで多く採用してきた革と比べても、やや粗めの表情を持つ皮革です。そのため、同じブラックであっても、光の当たり方によって表面の陰影が変わり、平面的ではない奥行きのある表情を見せます。

革製品では、傷の少ない均一な革が好まれることもありますが、GUIDIホースバットでは、こうした表情も革そのものが持つ個性の一つです。
原皮の段階から刻まれていた傷や、部位によって異なる繊維の密度、鞣しや染色によって生まれる濃淡など、さまざまな要素が一枚の革の中に現れています。
また、GUIDIホースバットはオイルを多く含むことから、革の表面に押し跡が残りやすいという特徴もあります。製作時のミシン掛けによる跡や、革同士が重なる部分などに圧力が加わることで、その形が表面に残ることがあります。
これらは革の特性や製作工程によって生まれるものであり、使用していく中で表情が馴染み、変化していくものでもあります。
一枚一枚異なるトラやシワ、細かなキズ、すべてを含めて、その革ならではの個性としてお楽しみいただきたい皮革です。

<比較画像>上段:PONT 下段:GENERAL (左側:エイジングサンプル 右側:未使用品)
名前に含まれている「pull up(プルアップ)」という言葉も、この革を知るうえで重要なポイントです。
Pull Upとは、革に多くの油分を含ませることで生まれる仕上げの一種です。
GUIDI ホースバットも、その名の通りたっぷりとしたオイルを含んでいます。
新品の状態では、表面は艶が抑えられたマットな印象ですが、手で触れたり、革を曲げたり、使用によって表面に摩擦が加わったりすることで、革の内部に含まれている油分が移動し、表面の表情が変化していきます。
この変化によって、マットだった革に徐々に艶が現れます。さらに使い込むことで、革そのものが馴染み、当初はしっかりとしていたコシにも変化が生まれていきます。
WILDSWANSで実際に数ヶ月使用したGENERALとPONTでも、未使用のものと比較すると、表面に油分が馴染み、艶が現れていることが確認できます。
革の内部に含まれた油分が、日々の使用とともに表情へ変化を与えていく。その過程を楽しめることが、プルアップレザーの大きな魅力です。
ここからはGUIDIホースバットシリーズのラインナップをご紹介します。

〇マイクロマルチケース・GUIDI HORSEBUTT / MINAS (ミナス)
外観は無駄を削ぎ落とした非常にミニマルなデザインです。本体は底に向かって両サイドがわずかに広がる、すっきりとした台形のフォルムに仕上げています。
2枚の外装パーツを重ね合わせたコバには、熟練の職人による丁寧な仕上げを施しています。ブランドの中でも最小の部類に入るコンパクトなサイズでありながら、厚みのあるコバが加わることで、力強く存在感のある佇まいを生み出しています。
小ぶりながら収納力にも優れており、100円硬貨なら21枚、カードなら6~15枚程度を収納することができます。
※カードはエンボス加工の有無や革の馴染み具合などによって収納可能な枚数が変動します。

○名刺入れ・GUIDI HORSEBUTT / GENERAL (ジェネラル)
シンプルなデザインの中に独特の曲線美を備えた印象的な名刺入れです。本体の周囲を囲むように設けられた重層のコバは、外部からの衝撃などから中身を守る役割を果たすとともに、収納量に応じて伸縮する特徴的なマチ構造を形成しています。メインのカード室には名刺を約50枚収納でき、カードであれば約30枚が目安となります。また、内側にはマチのないポケットを2室備えており、名刺やカード類を分けて収納することができます。

〇多機能コインケース・GUIDI HORSEBUTT / TONGUE (タング)
ブランドを代表するアイテムのひとつであり、今ではWILDSWANSの顔ともいえる存在です。コンパクトな見た目からは想像できないほどの収納力を備えています。コインケースの内部には仕切りパーツを設け、カード類や畳んだ紙幣を小銭と分けて収納することができます。背面にもカードポケットを備えているため、交通系ICカードや定期券、チケットなど、すぐに取り出したいものの収納にも便利です。
収納量の目安として、100円硬貨なら10枚、4つ折りにした紙幣なら3枚、カードなら4枚程度を収納することができます。単体で極小サイズのお財布として使用するのはもちろん、他のアイテムと組み合わせてお使いいただくのもおすすめです。

〇コンパクトウォレット・GUIDI HORSEBUTT / PONT (ポント)
ブランドを代表するモデルであるTONGUEとほぼ変わらないコンパクトなサイズを保ちながら、収納力を高めたモデルです。内装には、仕切り付きのメイン収納部、マチなしのカードポケット、マチ付きの収納部を備えており、用途に合わせて自由度の高い使い方ができます。
メイン収納部は底を留めていない構造のため、仕切りの裏側に2つ折りにした紙幣を奥まで差し込んで収納することも可能です。収納量の目安は、100円硬貨約10枚、紙幣約5枚、カード約10枚となります。
なお、仕切りの裏側に2つ折りの紙幣を奥まで差し込んだ場合、紙幣の下部に折り目がつくことがあります。紙幣をなるべく折り曲げたくない場合は、3つ折りにして収納することをおすすめします。

〇L字ジップウォレット・GUIDI HORSEBUTT / ALARD (アラード)
内装中央にコインケースを配置し、その両側にカードや紙幣などを収納できるスペースを備えています。中央のコインケースは浅いポケット状に仕立てられているため、本体を手前に傾けてもコインが飛び出しにくく、しっかりと留まる構造です。
内装のすべてのパーツには裏張りを施し、革の床面が見えないすっきりとした仕上がりにしています。また、外装に取り付けられたハトメには、カラビナやストラップなどを装着することができます。
コンパクトなサイズながら、収納量の目安は100円硬貨約15枚、紙幣約10枚、カード約6枚となっており、必要な現金やカード類をひとまとめにして持ち歩くことができます。

〇ミニ財布・GUIDI HORSEBUTT / PALM-V2 (パームV2)
紙幣、コイン、カードをまとめて収納できるコンパクトウォレットです。パンツやジャケットのポケット、鞄の中など、場所を選ばず気軽に持ち運ぶことができます。背面のカードポケットには、交通系ICカードなど使用頻度の高いカードを収納するのがおすすめです。
コインケース内部には仕切りを設けており、カードや折り畳んだレシート類をコインと分けて収納することができます。札室には革で裏張りを施しているため、日本紙幣の中で最も大きな1万円札もスムーズに出し入れすることが可能です。
収納量の目安は、100円硬貨約15枚、紙幣約15枚、カード約4枚となります。

〇ミニ財布・GUIDI HORSEBUTT / CASA (カーサ)
コンパクトウォレットの中でも人気が高く、、紙幣、コイン、カードをまとめて収納可能、メイン財布としてお使いいただけるモデルです。外装背面のカードポケットには、交通系ICカードなど使用頻度の高いカードを収納するのがおすすめです。
コインケースにはフラップを設けているため、本体を傾けてもコインがこぼれにくい構造です。また、フラップを手前に倒すことで、その背面にカードをまとめて収納することもできます。本体側面からアクセスする札室は、一万円札もスムーズに出し入れできるサイズに設計しています。
収納量の目安は、100円硬貨約15枚、一万円札約15枚、カード約7枚となります。

〇二つ折り財布・GUIDI HORSEBUTT / GROUNDER (グラウンダー)
紙幣、小銭、カードのすべてを収納できるオールインワン型の二つ折り財布です。シンプルで直感的に使える構造のため、お使い初めから扱いやすく、初めてWILDSWANSの財布をお選びいただく方にもおすすめのモデルです。
内装左側には3段のカード段を設け、その背面にはカードをまとめて収納できるあおりポケットを備えています。右側にはフラップ式のコインケースを配置し、その背面にもカードポケットを設けています。
札入れ内部には可動式の中仕切りを備えており、紙幣を種類ごとに仕分けられるほか、収納時の型崩れを抑える役割も果たします。収納量の目安は、100円硬貨約20枚、紙幣約20枚、カード約9枚となります。

〇小型三つ折り財布・GUIDI HORSEBUTT / ENO (イーノ)
コンパクトなサイズでありながら、お札、コイン、カードを十分に収納できる容量を備えた財布です。内装には2段のカード段と、カード段の裏側左右上の3方向からアクセスできる3室、さらにコインケース背面の1室を合わせ、計6室のカード収納を備えています。加えて、コインケース内部には中仕切りを設けているため、こちらにもカード類を収納することができます。
コインケースは本体とは別パーツで構成されており、側面から見ると本体パーツとコインポケットのパーツが二重に重なります。これにより、二層に連なる美しいコバの仕上がりをお楽しみいただけるのも特徴です。
札室は大きく設けているため、紙幣の出し入れにもゆとりがあります。収納量の目安は、100円硬貨約15枚、紙幣約28枚、カード約9枚となります。

〇中型3つ折り財布・GUIDI HORSEBUTT / BYRNE (バーン)
5段のカード段と3室のカード収納を備え、長財布にも引けを取らないカード収納力を持つ二つ折り財布です。カード段の裏側左右に1室ずつ、さらにコインケースの裏側にも1室を設けています。
大容量のコインケース内部には中仕切りを備えており、硬貨を仕分けて収納できるほか、カード類の収納スペースとしても活用できます。札室は縦横ともにゆとりを持たせたサイズに設計しているため、紙幣の出し入れもスムーズに行うことができます。
収納量の目安は、100円硬貨約15枚、紙幣約30枚、カード約9枚となります。
ラインナップ一覧は以下の通りです。

【GUIDI HORSEBUTTシリーズ】※すべて税込み
〇マイクロマルチケース・GUIDI HORSEBUTT / MINAS・・・18,700円
○名刺入れ・GUIDI HORSEBUTT / GENERAL・・・34,100円
〇多機能コインケース・GUIDI HORSEBUTT / TONGUE・・・34,100円
〇コンパクトウォレット・GUIDI HORSEBUTT / PONT・・・47,300円
〇L字ジップウォレット・GUIDI HORSEBUTT / ALARD・・・47,300円
〇ミニ財布・GUIDI HORSEBUTT / PALM-V2・・・49,500円
〇ミニ財布・GUIDI HORSEBUTT / CASA・・・52,800円
〇二つ折り財布・GUIDI HORSEBUTT / GROUNDER・・・69,300円
〇小型三つ折り財布・GUIDI HORSEBUTT / ENO・・・77,000円
〇中型3つ折り財布・GUIDI HORSEBUTT / BYRNE・・・81,400円
カラー:BLACK
いかがでしたでしょうか。
この度ご紹介いたしましたアイテムはWILDSWANS GINZAおよび WILDSWANS Online Shopにて9月19日(土)12:00から発売させていただきます。発売に関する詳細は以下をご覧くださいませ。
【WILDSWANS 銀座店での販売方法】
今回ご紹介致しましたアイテムはWILDSWANS GINZAで9月19日(土)昼12:00から発売させて頂きます。 当日、販売前にお待ちのお客様がいらっしゃった場合は、当日の11:45から抽選整理券をお渡しさせて頂きます。 こちらは抽選により入店のご連絡をさせて頂く順番を決定する整理券の配布となりますので、入店の順番をお約束するものではございません。そのため、お電話のご不在により、番号が小さい方よりも大きい方を先に店内にご案内する可能性もございます。
また、当面の間は、店舗に来店頂くお客様を優先させて頂くため、各アイテムの状態等を画像で確認して頂くことや通信販売対応は出来かねます。発売開始後に通信販売及び取り置き対応を開始する際は、こちらのインスタグラムでご案内させて頂きます。
〈整理券の配布方法〉
・発売日の11:45の時点でお待ちの方がいらっしゃった場合は、その時点でお待ち頂いた人数分の整理券をご用意させて頂きます。整理券は抽選形式での配布となり、整理券の番号順に入店のご連絡を差し上げます。
※ご連絡を差し上げる順番となりますので、入店の順番をお約束するものではございません。
・整理券の抽選は先着ではございません。また、WILDSWANS GINZAにつきましては歩道に十分なスペースがなく、安全確保の観点からも店舗前にお並び頂くことが出来ません。11:45より前に店頭にお並びにならないようお願い申し上げます。抽選による整理券の配布開始後にお越し頂いたお客様については、抽選整理券配布以降の入店の順番が記載された整理券をお渡しいたします。
・整理券の配布場所は、WILDSWANS GINZAの店舗前です。
・整理券の配布数は、基本的にお並び頂くお客様分のご用意をさせて頂きます。
・整理券の番号は入店の順番ではなく入店の準備が整った旨をお電話でご連絡させて頂く順番となります。このため、小さい番号の整理券をお持ちのお客様よりも大きな番号の整理券をお持ちのお客様が先に入店される場合もございますので予めご了承ください。
・購入点数についてはお一人様1モデルにつき1点までとさせて頂きます。 (混雑状況によっては、予告なく購入点数の上限を変更させて頂く可能性もございますので予めご了承ください。)
・入店をお待ちのお客様がいらっしゃる場合、見比べの点数をスタッフが制限させて頂く可能性がございます。
・限定品の中には販売個数の極めて少ないものもございます。ご案内までにお目当てのお品物が完売してしまう可能性もございますこと、予めご了承下さいませ。
【WILDSWANS Online Shopでの販売方法】
WILDSWANS Online Shopでは、9月19日(土)昼12:00から一斉に発売させて頂きます。 購入手続きの際、商品をカートに入れただけでは商品を購入(確保)したことにならないため、購入手続きが完了した場合に限り、商品の購入(確保)が成立します。 数に限りのある製品の一斉発売となるため、注文確定後におけるお支払い方法の変更、実店舗での受け取りは、お断りさせて頂きます。
※完売後にキャンセルが生じた場合は、予告なく在庫付与させて頂きます。
※WILDSWANS Online Shopでは、直近の限定品及びスポット製品の販売動向から、一斉発売または抽選販売等の販売方法を決定しています。
※発売前後は問い合わせが多く、メールでの対応にお時間を頂く場合やお電話での対応が難しい場合もございます。