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ハープシール

北大西洋や北極海

ハープシール

ハープシール(和名:タテゴトアザラシ)は北大西洋や北極海に広く分布するアザラシの一種で、オスの背中に竪琴のように見えるU字型の暗色の斑紋があることからタテゴトアザラシ(英名:Harp Seal)と呼ばれています。ハープシールレザーには毛が付いたままの皮革と毛を除去した毛無しの皮革がありますが、毛無しの皮革は毛を抜く専門の職人が少ないため、毛付きの皮革よりも珍しいとされています。軽くてしなやかな手触りですが、堅牢で耐久性も非常に高い素材です。皮革の表面は波打つような縞模様が同じ方向に走っており、まるで畑の畝(うね)のようで手で触れても凹凸の感触がしっかりと伝わって参ります。「頭張り」と呼ばれる、皮革の盛り上がった部分に光沢を出すような仕上げによって濃淡のグラデーションが生まれることで、立体感と高級感のある独特の表情を生み出しています。

ケア方法

普段のお手入れは馬毛ブラシ程度の硬さのあるブラシで、ブラッシングを行って頂く程度で十分です。

推奨ケア用品

馬毛ブラシ 

ご注意点

水濡れについて

革は多量の水分を嫌います。多量の水分はカビの原因となり、放っておくとカビが革繊維の内側に根を張り、完全に取り除くことが難しくなります。もし濡れてしまった場合は、すぐに乾いた布で拭き取り、陰干しをしてください。(※ドライヤーや日光に当てるなどの急速乾燥は、革の風合いを損ねる原因となりますので、くれぐれも行わないようお願い致します。

 

汗について

汗に含まれる塩と酸は革の風合いを著しく損ねる原因となるほか、水分により表面に「ブク」と呼ばれる水膨れを作る可能性があります。ブクは修復することが出来ませんので、長時間ズボンのポケットに入れてのご使用はなるべくお避けください。ご使用中、多量の汗の染み込みを感じられましたら、きつく絞った布で水拭きし、その後柔らかい布で乾拭きしてください。乾拭きを終えてもカサつきや曇りをお感じになられましたら、製品が完全に乾いた後でクリームを全体に薄く塗布し、柔らかい布やレザーグローブ等でお磨きください。

 

移染について

製造工程で染色が行われておりますので、衣類と強い摩擦が生じますと色移りの可能性がございます。 また汗や雨などによって製品が湿っている状態ですと、比較的弱い摩擦でも色移りいたします。白色などお色味の薄いお召し物には十分ご注意ください。また、長時間紫外線に当てますと退色・変色の原因となりますので、十分にご注意ください。

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