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シャークスキン

日本

シャークスキン

ヨシキリザメと呼ばれる国産のサメの皮革です。「サメ」と一口に言っても世界には500を超える種類が存在します。 軟骨魚網であるサメはエイと非常に近縁な種で、いずれも生物学的な分類上では板鰓亜綱(ばんさいあこう)というグループに属しています。このグループの生物は全身の骨格が軟骨で構成され、且つ5~7対の鰓(えら)を持つという特徴があり、この鰓の位置によってサメとエイは区別されています。サメとエイの区別方法は非常にシンプルで、鰓が体の側面にあればサメ、鰓が体の下面にあればエイとされています。鮫肌と呼ばれるようにサメの体表は微細な楯鱗によってザラザラとした質感ですが、皮革の製造過程においてこの楯鱗を塩酸によって脱鱗処理をした上で鞣されるため、触れても楯鱗のザラ付きを感じることはありません。シャークスキンは非常に軽量で耐久性が高く、しなやかで傷や水にも強いため、その特性を活かして小物から鞄、靴に至るまで様々な製品の素材に使用されています。お手入れも簡単で、余程乾燥していない限りはクリーム塗布の必要はなく、ブラッシングのみで事足りてしまいます。シャークスキンも天然の素材ですので、網目状の模様の深さや大きさには個体差がある他、稀にピンホールのような微細な穴も見られますこと、予めご了承ください。

ケア方法

普段のお手入れは馬毛ブラシ程度の硬さのあるブラシで、ブラッシングを行って頂く程度で十分です。

推奨ケア用品

馬毛ブラシ 

ご注意点

水濡れについて

革は多量の水分を嫌います。多量の水分はカビの原因となり、放っておくとカビが革繊維の内側に根を張り、完全に取り除くことが難しくなります。もし濡れてしまった場合は、すぐに乾いた布で拭き取り、陰干しをしてください。(※ドライヤーや日光に当てるなどの急速乾燥は、革の風合いを損ねる原因となりますので、くれぐれも行わないようお願い致します。

汗について

汗に含まれる塩と酸は革の風合いを著しく損ねる原因となるほか、水分により表面に「ブク」と呼ばれる水膨れを作る可能性があります。ブクは修復することが出来ませんので、長時間ズボンのポケットに入れてのご使用はなるべくお避けください。

移染について

製造工程で染色が行われておりますので、衣類と強い摩擦が生じますと色移りの可能性がございます。 また汗や雨などによって製品が湿っている状態ですと、比較的弱い摩擦でも色移りいたします。白色などお色味の薄いお召し物には十分ご注意ください。また、長時間紫外線に当てますと退色・変色の原因となりますので、十分にご注意ください。

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