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WILDSWANS製品のこだわり その1

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 WILDSWANSの製品は手間を惜しまず丹念に仕上げています。

革の選定、製品に合わせたパーツの裁断、ロゴの刻印、各素材の特徴と組み立てを見極めた漉き(すき)、コバの形成。さまざまな工程の中から、今回は整った「縫製」についてご紹介いたします。

 

 

WILDSWANSの縫製には一針ごとに理由があります。私たちの製品はただその形を作るために縫われているのではなく、縫い目のひとつひとつに工夫と配慮が込められています。

電動ミシンではスピード重視の縫製も可能ですが、WILDSWANSが選んでいるのは足踏み式ミシンです。職人はハンドルを回し、足で踏み込みながら、革の状態に合わせて手元で微調整を加えていきます。段差や厚みのあるパーツ部分は針の運びをミリ単位で調整。段差に差しかかる手前の数目からピッチ(縫い幅)を整え、縫い上がりに自然な美しさを生み出します。

 

 

縫い始めと縫い終わり、パーツとパーツの重なりに段差が生じる部分には、ほつれを防ぐための「返し縫い」を行います。この工程もボタン一つで機械的に済ませるのではなく、手作業で一目ずつ縫い戻していきます。そうすることで見た目の美しさ、繊細さと耐久性の両方を叶える職人技のひとつです。

 

 

また、縫製時にあえて少し隙間を残すことで、使用中に革や糸へかかる圧力が一点に集中せず、全体に柔らかく分散されるように設計されています。ミスではなく、細部まで妥協を許さないという強いこだわりなのです。

日々の使用で蓄積される負荷に耐え、できるだけ長く美しく、安心してご愛用いただけるように。その願いは縫い目の全てに、確かに込められています。

 

次回のこだわり紹介もお楽しみに。

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