フラソリティー・バイ・ルボナーのバッグについてのお話

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 確かな技術力と実績のあるメーカー同士の出会いから生まれた魅力的なコラボレーションシリーズのお話です。

フラソリティー・バイ・ルボナーとは東京の老舗レザーファクトリーの株式会社猪瀬のオリジナルブランドである「フラソリティー(Flathority)」とパパスショルダーなどでもお馴染みの神戸の鞄屋さん「ルボナー(Lebonheur)」のコラボレーションシリーズです。

2013年頃までWILDSWANSの直営店であるC.O.U.でも取り扱いをしておりましたがその後、原材料の皮革の高騰などによりしばらく生産自体を停止しておりました。その間も両メーカーで代替の革を探すなど再製作に向けて様々な努力をされておりましたがこの度SDステアと呼ばれる国産牛革にてようやく再製作されることになりました。

 

SDステアとは国産黒毛和牛の雄の赤身の成牛のことを指します。

この成牛を屠殺後チルドで直送してから皮の劣化を防ぐために早い段階で初期鞣しを施し、伸びやすいベリー(腹部)を切り落とした後にショルダー(肩回り)とダブルバット(両尻)を切り分けずに鞣すといった、ヨーロッパに近い製法がSDステアに採用されています。

一般的に日本では伸びやすいベリー部分を含みつつ、革を背中で縦方向に割る半裁の方式を採用しておりますが、今回のSDステアは国内では初めての試みとして、ショルダーとバットからベリーのみを切り落とす裁断方式を取り入れ、鞄に適した革だけを製作に用いることが可能となりました。

 

鞄製作に適した形に裁断された後、タンニンをたっぷり入れた樽の中に入れてぐるぐる回転させることでシボ(革の表面の凹凸)が形成されます。

SDステアは脂肪が少なく、密度が高いため使用してもギン(革の表面)が浮き難く、タンニンでじっくり鞣されていることから使用することで色が深まり、光沢が上がってきます。

またお使い始めの革のハリ感も使用することで柔らかく、しっとりとした質感に変化します。

 

お手入れに関しましては皮革内部に油分がしっかり浸透しているため基本的にはブラッシングのみで完結します。

使用していく過程で表面に著しいカサつきや乾燥がある場合はコロニル社のシュプリームクリームを少量布に塗布してよく馴染ませるように塗り込みます。

一般的なタンニン鞣しの革に比べると摩擦による色移りの可能性は少ないものの、強い摩擦や水濡れが重なった際などには色移りの危険があるので十分ご注意くださいますようお願い致します。

またシミやカビなど革の質感の変化を防ぐため他の革と同様に水分が付着した際には早い段階で取り除いて頂く必要があります。

 

カラー展開に関してはブラック、ブラウン、キャメルのそれぞれにエイジングが楽しみな3色をご用意しております。

また何とも印象的な淡いグリーンのステッチは3色共通で使用されておりますがこちらは以前の仕様をそのまま引き継いでおります。

 

そんな大変興味深いSDステアを使用したフラソリティー・バイ・ルボナーのバッグが2型入荷致しましたのでそれぞれご紹介させて頂きます。

 

フラボナポーチ・・・・・30,800円(税込)

H20×W33×D3㎝(BOX時H13×W28×D12㎝)

重量500g

カラー・・・キャメル、ブラウン、ブラック

 

一見するとセカンドバッグのようなフラボナポーチはご自身のスタイルや使用用途により形を変化させることができる、まさに変幻自在なポーチです。

 

まずはスッキリしたマチのないクラッチバッグからご覧頂きます。

携帯電話や財布、キーケース、手帳、文庫本、小さなアメニティーなどをまとめて収納しながら小脇に挟んで持ち運んだり、メインバッグに収納するバッグインバッグとして機能します。

 

本体上部にはDカンを2箇所設けているためこちらに付属のストラップを装着するとショルダーバッグとして使用することもできます。

ストラップは生地テープがメイン素材となりますが高い強度が求められる所々のパーツにはSDステアを用いています。

ストラップの長さは最短74㎝~最長132㎝まで調節が可能で、幅広い体型をカバーすることに加えて肩掛けから斜め掛けにも対応しています。

 

最後に両サイドのベルトをDカンに通すと本体が上下から圧縮されることでBOXタイプのセカンドバッグに様変わりします。

 

設定は至って簡単で両サイド底にあるベルトを金具から取り外し、丸まった状態から伸ばします。

 

次に上あるDカンに通して再び元の金具に取り付けます。革が馴染むまではちょうどいい形になるように手で革を押したりして整えます。

 

また片側のみに付属している革のストラップをハンドルにして手持ちのセカンドバッグとしてもお使い頂けます。

 

外付けのポケットは備えておりませんが上品な光沢のナイロンをあしらったメイン収納部にはマチ無しの内ポケットを2部屋設けております。

全体的な容量としては500mℓのペットボトルを3本収納してもまだ少し余裕があるくらいで見た目以上に収納力があります。

 

続いてご紹介するのは2WAYトートバッグのフラボナトートです。

フラボナトート・・・・・50,600円(税込)

H47×W43×D17㎝

重量1.1㎏

カラー・・・キャメル、ブラウン、ブラック

 

フラボナトートのディテールは外付けポケットが付かない、スタイリッシュなヘルメットバッグのようなイメージです。

極端に大き過ぎず、また小さ過ない非常に使いやすいサイズ感となります。

 

ハンドルは高さが13㎝のため肩掛けすることはできませんが手持ちで持った時に全体のバランスがすっきり見えるように計算された設定になっています。

 

またメイン収納部の入り口にはファスナーパーツをあしらっていることで外から鞄の中身が見えないように工夫されています。

 

内装はフラボナポーチと同じライトグレーのナイロンを使用しています。明るいカラーで鞄の奥の方も見やすくなる利点もあります。

またメイン収納部内にはマチ無しのポケットを2部屋設けており、小さなアイテムをまとめて収納するのに適しています。

 

すっきりした見た目とは対照的に15.6インチ以下のノートPCをはじめA4ファイル、着替え等たくさんの荷物をまとめて収納することが可能で、毎日のお仕事から2泊3日程度の出張やプライベートな旅行まで幅広くお使い頂くことができます。

 

またフラボナトートにもショルダーストラップが付属されているため手持ち以外にも肩掛け、斜め掛けでもお使い頂くことができます。

重い荷物を入れた時や手持ちで少し疲れた時などには非常に重宝するので、その時々の状況やスタイルに合わせて持ち方を変えてみては如何でしょうか。

 

さらにフラボナトートの底の両側には底面を形成するために付けられたベルトがあり、こちらを外すことで底マチが縮小した分、本体の高さが約8㎝下に伸びます。

B4サイズ程度の大きなものを収納する際は是非こちらの機能をお試しください。

 

鞄に最適な革をとことんまで追求し、熟練の技でカタチにするフラソリティ・バイ・ルボナーの2型の鞄は只今C.O.U.銀座店、C.O.U.京都店、及びWILDSWANSオンラインショップにて販売しております。

是非店頭でもご覧下さいませ。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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