満寿屋・MONOKAKIノートについてのお話 1

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台東区浅草にあります老舗の紙店・満寿屋さんは、明治15年に創業され100年以上の歴史を持つ老舗の紙屋さんで、こちらの製造する原稿用紙は、明治15年の創業から現在に至るまで実に100年以上も名立たる作家や文豪、また著名人に愛されております。書くことを生業とした方々や執筆作業に熟達された方々に愛される、正にプロ仕様と言える原稿用紙で、現在も多くのファンがいらっしゃり、万年筆ユーザーの方であれば一度は使ってみたいと思われるのではないでしょうか。

この原稿用紙に使われているオリジナルのクリーム紙を用い、ノートに仕立てたものが、今回改めてご紹介させていただくMONOKAKIノートです。とは言えただ原稿用紙をまとめたような単純なものではなく、満寿屋さんの製品にかける情熱や探求心、クオリティの高さを肌で感じられるノートで、開発に5年もの歳月を費やし、じっくり丁寧に作りこまれております。万年筆で書かれることを想定し開発された「原稿用紙」の利点と特性を活かしたこのノートは、万年筆ユーザーの方は勿論、ボールペンや鉛筆を使用しても滑らかな書き心地を楽しんでいただける優れモノのノートです。

 

WILDSWANS製品ではノートカバーのOWL-A5とOWL-B6にそれぞれ付属されておりますが、単体での販売も、直営店のC.O.U.銀座店、C.O.U.京都店WILDSWANSオンラインショップにて行っております。種類としましては、右からA5判、B6判、A6判の3サイズで、それぞれ罫線有と無地の2種類がございます。

MONOKAKIノート・A5サイズ罫線有    ¥1,050(税抜)

MONOKAKIノート・A5サイズ無地     ¥1,000(税抜)

MONOKAKIノート・B6サイズ罫線有    ¥950(税抜)

MONOKAKIノート・B6サイズ無地     ¥900(税抜)

MONOKAKIノート・A6サイズ罫線有    ¥850(税抜)

MONOKAKIノート・A6サイズ無地     ¥800(税抜)

 

それでは改めてMONOKAKIノートの特性をご紹介させていただきます。

 

ノートの表紙を1枚めくったところに「見返し」と呼ばれる一枚の紙があり、通常この部分は薄い紙で出来ていることが多いのですが、MONOKAKIノートではしっかりとした厚紙を使用しています。(横罫線有りが濃紺色で、無地のノートは濃い小豆色になります。上の写真右側は横罫線有りのノートですので、見返しは濃紺色です。)

 

これはカバーに入れた時に生じる段差を軽減する為の厚紙であり、下敷きの役割を果たします。どなたでも経験をお持ちかと思いますが、カバーとの段差の書き難さは特に最初の1ページや最後の1ページなどに顕著で、この書き難さを軽減してくれるのがMONOKAKIノートならではの見返しです。

下敷き代わりになりますので1ページ目でもスムーズに書き出せますし、裏表紙側にも厚紙はありますので最後の1ページもスムーズです。また、厚紙と言ってもカチカチに硬い訳ではありません。カバーを使用せずノートを剥き出しで使用される方にとって、あまりにも硬いとノートをパラパラとめくることが出来なくなってしまいますので、見返しには多少の弾力が必要になります。カバーに入れられる方・入れられない方双方にとって理想的であるように、厚みの設定や弾力の加減は、理想に近付くまで満寿屋の5代目である川口さんは何度も試作を作られたそうです。

 

またMONOKAKIではノートを開いた時に、どのページでも偏りなく開き易いような工夫も施されています。通常のノートは糸で束ねる枚数が多いので結果として一束が厚めになりますがMONOKAKIノートでは一束の枚数を少なくし、細かい束を集めて1冊にまとめてあります。こうすることで束の中央にあるページだけが開きがちな一般的なノートに比べ、どのページでも開き易い構造が生まれます。(上の写真にあるように、糸で綴じられた束が10束もあります。)

 

本文のページは満寿屋さんの代名詞とも言える原稿用紙と全く同じオリジナルのクリーム紙を使用しています。一見すると薄いので頼りない印象を受けるのですが、万年筆で書いてみますとスラスラと心地良く、滑らかにペンが進む他、インクの吸収の早さにも驚きます。満寿屋さんの試行錯誤の跡や物作りの姿勢が非常に感じられる部分です。インクの吸収の早さの他にも、インクの滲みが殆ど無く、紙が薄いにもかかわらず裏抜けがしないという驚きの特性もあります。万年筆で書いてみるとその良さが解るのですが、その他のペンでも実は良く解ります。

 

裏側のページを見てみると、文字が透けて見えてはいるものの、裏抜けが無いのには本当に驚きます。上質なパルプ材100%を使用し、オリジナルで製作された紙質のクォリティの高さには、書き手のニーズに対する老舗の紙店の誇りと情熱が擬縮されています。

 

文筆家の方や作家の方以外の一般の方にもお進めしたい理由としては、先述の通りボールペンやサインペンなどの日常的な筆記具にも向いているという点です。日常的な筆記具で書いても、スルスルと紙の上を走る滑らかな書き心地は、どなたでも同じように気持ち良く感じられると思います。

スベスベとした紙の表面は引っ掛かる要素がまったく無いので、ペンが自在に動くような心地良い滑りです。例えるなら新雪のパウダースノーの上を、抵抗なくスキーで滑っているような感覚です。

 

作り手の思いが詰まった、1冊160ページのこの満寿屋さんのMONOKAKIノート。製品化に至るまでの製作秘話は是非満寿屋さんのこちらのページもご覧くださいませ。

 

続きます。

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