※こちらは2009年11月に更新された過去のブログ記事です。
記事内に掲載されているアイテム、及び発売予告などの記述に関しましては過去の記事となりますので 現在はお取扱いを行っていなかったり、また既に完売となっているものもございますこと、予めご了承下さいませ。
WILDSWANSの2つ折り財布、FLICKER2についてのご説明です。
両側カード段2つ折り財布 FLICKER 2 35700円(W11.5×H.59.5cm) 追記:現在は廃番となっております。
以前に、同じく2つ折り財布であるSPANKER 1をご紹介しましたが、今回ご紹介するFLICKER 2も、コバが重層的なの2つ折り財布です。
では、何が違うのかと言うと大別すると2点あり、「札入れ部分の大きさ」と「カードを入れる方向」が異なります。
SPANKER 2は重厚ながらも手の平に馴染みやすいコンパクトなサイズ設計でしたが、FLICKER 2の場合は各箇所に余裕を持たせた設計にしてありますので、若干大きめサイズのお財布で、よりズッシリとした重厚さを感じるWILDSWANSらしい仕上がりとなっています。
WILDSWANSの財布群の中で言えば、WINGSとSPANKERのそれぞれの利点を掛け合わせたような構造になっています。WINGSは開くと翼の形になることから命名されましたが、FLICKER 2の場合は、開くと緩やかな曲線が放射線状に伸びて行くことから、炎が揺らめく様の「FLICKER」と命名されています。
上がコインケースの付いたFLICKER 1で、下が両側カード段のFLICKER 2です。写真だと分かりにくいのですが、FLICKER 1のコインケース部分のフラップは斜めに取り付けられているので(フラップの左が下がり気味で、右が上がり気味になっています。)、こちらもお財布を開くと放射線状にラインが伸びて行く、ユニークなお財布となっています。
一般的な言葉では無いかと思いますが、革小物の作り手の世界では両側カード段のお財布のことを「純札」と呼んでいます。正確に言うと札入れ以外の機能(コインケース部分等)が無いものを純札と呼ぶのだと思いますが、現在では例えカード段が付いていても純札と呼んでいます。
小銭入れが付いたオールインワン型のお財布にも利点はありますので最後はお好みとしか言いようがないのですが、年を重ねていくと徐々に紙幣とコインは別々に持つという方が多くいらっしゃり、純札派の方の比率が多いように見受けられます。
「小銭は服のポケットの中」という方も中にはいらっしゃいますが、ある意味で純札と言うのはコインケースと対になる存在と言えます。