WILDSWANS GINZAの新店オープンを記念し開発されたバッグの数々の中で、今回ご紹介するアイテムは「PREMITIVE」(プリミティブ)と銘打たれたシリーズの中の1つ、トートバッグ・SD-SYRIL(シリル)です。

PREMITIVEシリーズはWILDSWANS東京アトリエによって製作され、原厚(げんあつ=漉かれていない、そのままの厚みのこと)のサドルプルアップを用いたダイレクトな作りが特長のバッグです。
早速ディテールを追って参りましょう

メイン素材にはベルギー・マシュア社のサドルプルアップが使用されています。 特に外装の表面、背面の2枚のパーツは原厚の皮革を使用しており、サドルプルアップ本来の強力なハリ感を感じて頂けます。
サドルプルアップはWILDSWANS創成初期から使用しているお馴染みの牛革ですが、原厚のまま使用されるのは初めてです。
革小物ではまずありえない仕様で、PREMITIVEシリーズの最大の特徴になります。

サイズ感はA4サイズより一回り小さく、iPad(11インチ以下)などを収納するのに丁度良いサイズ感で、 タブレットメインでお仕事をされる方向けのサイズ設計になっています。
※画像のiPadは10.2インチです。

外装パーツの外周のコバはWILDSWANSの革小物同様に途切れることなく磨き込まれています。
鞄という性質上、移染を防ぐためにコバ表面は顔料によって仕上げられているところが小物とは異なる点ですが、緻密に磨き込まれたコバからもWILDSWANSらしさを感じて頂ける仕様です。

手持ち用のハンドルはガッチリとしたハリ感が心地よい作りです。実はハンドル内部に芯材の代わりに足踏みミシン用の革紐を用いるという遊びが施されています。
と言ってもこの革紐は厚み7mmに達し、10年以上もの期間ミシンを動かすような耐久性を備えることから、しっかりと実用性を伴ったカスタムになっています。

特殊な形状の根革(ハンドルと本体を繋ぐパーツ)です。この根革はハンドルのあるPREMITIVEシリーズに共通しており、コバやヘリ返しなど鞄類を製作する際に要求される様々な技術が詰まったデザインになっています。

SYRILは2wayに対応しており、付属のショルダーストラップを取り付けた肩掛けでのご使用も可能です。

ショルダーストラップは退色や染みが生じにくいアクリル生地製で、密度高く打ち込まれているためにハリ・コシが強く高い耐久性を備えています。 ストラップ中央のD環金具はネジ式で取り外しが出来ますので、カラビナキーリングなどへのアップデートも可能な拡張性の高さもポイントです。

ストラップは本体のファスナーエンド横に取り付けられた金具にレバーナスカンを取り付けることで装着出来ます。
※ナスカンを取り付ける際は肩掛けの際にレバー部分が外側に位置するよう、画像の向きで取り付けて下さい。反対側に取り付けるとレバー部分の跡が革についてしまいます。

内装はメインの収納部一室に加え、片側にマチなしのポケットを備えています。
内寸約W22×H27×6.5Dcmのボックス型の収納スペースには、タブレットをはじめとした身の回りの物を収めて頂けますし、マチなしのポケットは細々とした物やスマートフォンなどの収納に適しています。
如何でしたでしょうか WILDSWANS GINZAのリニューアルオープンを記念した、東京アトリエメイドのPREMITIVEシリーズから、SD-SYRIL(シリル)をご紹介させて頂きました。

トートバッグ・SD-SYRIL(シリル) 198,000円(税込)
サイズ: H31(※H41ハンドル含む) x W25 x D8 cm
カラー:ブラック、チョコ
【Premitiveシリーズの注意点】
・タンニン鞣しの自然な仕上げを施しているため、皮革の表面にはシワ、トラ、血筋、傷などが含まれ、皮革の色味にはムラや色ブレがございます。
・油分が多い皮革のため、コバ(製品の縁)に革の重なりが線のように現れるケースがあります。また、ご使用頂くことで線がより顕著に現れる可能性があるため、コバ部分を過度に変形させないようご注意ください。
・できる限り移染を防ぐためコバは顔料にて仕上げていますが、強い摩擦や水分が付着した状態で摩擦が生じると移染が起こる可能性がございます。
・他の素材に比べて、パーツが密着する箇所にパーツやステッチの跡が残ることがあります。
・原厚のパーツはご使用と共にトコ面(裏面)に毛羽立ちが起こる場合がございます。
・原厚のパーツのトコ面(裏面)には、革の生産時に押されたスタンプ等が入る場合があります。
・原厚のパーツは接着、縫製を行うため端の部分に漉きを行っておりますが、その部分は漉きを行っていない部分と表面の仕上げが異なります。
これら皮革や製品の性質は避けることが困難となりますので、予めご了承ください。
【WILDSWANS GINZAでの販売方法】
今回ご紹介致しましたアイテムはWILDSWANSGINZAで11月29日(土)昼12:00から一斉に発売させて頂きます。
皆様にご注意頂きたい点として、新店舗WILDSWANS GINZAにつきましては歩道に十分なスペースがなく、また隣接するビルでは工事も行われているなど安全確保の観点からも、店舗前にお並び頂くことが出来ません。
近隣の店舗や歩行者の方へのご迷惑にも繋がりますため、店舗前にはお並び頂かないようお願い申し上げます。
29日当日は12:00開店ですが、限定品の発売がございますため開店からしばらくは入場制限を設けさせて頂きます。
そのため、11:00から11:45までにWILDSWANS GINZAお越し頂いた方へ番号券をお渡しさせて頂きます。
※当日は受付管理アプリを利用した発券、及びお呼び出しをさせて頂きます。
こちらをご利用頂くためにはLINEのアプリがインストールされたスマートフォンが必要になりますので、必ずこちらをお持ちの上で番号券を取得して下さい。
お渡しいたします番号券には受付番号とQRコードが記載されており、開店後は受付番号の小さい方から順に入店のためのお呼び出しをさせて頂きます。QRコードはお呼び出しをLINEで行うための登録用コードです。
番号券に記載される受付番号はランダムに付与されますので、早くご来店されたからといってご案内までの時間が早まるということはございません。 必ず11:00以降にご来店下さいますようお願い申し上げます。
11:45までに店舗前に来られた方全てに番号券をお渡しさせて頂き、開店後は最も番号の小さい番号券の方から順に入店のご案内をさせて頂きます。
※発券された番号の中から数字の小さい順番にお呼び出しを致します。【受付番号=お呼び出しの順番】ではございませんのでご注意下さいませ。
また、お呼び出しからご来店までにお時間が掛かる方もいらっしゃいます。その際にはお呼び出しの順番とご入店の順番が異なる可能性もございますこと、併せてご了承下さいませ。
例として、受け取った番号券の受付番号に「3」と記載されていた場合
開店までに「受付番号1」、「受付番号2」が発券された場合にはお呼び出しの順番は3番目になりますが、「受付番号1」、「受付番号2」の発券が無かった場合、お呼び出しの順番は1番目になります。
受付番号はランダムに発券され、またお呼び出しをしてもご来店されない方などもいらっしゃいますので、ご自身が現在何番目か、或いは何分待ちかという正確なご案内は致し兼ねます。
番号券のQRコードから確認出来る待ち人数につきましては、発券した順番での表示のため、実際にお呼び出しを行う順番とは異なることにご注意下さいませ。
また、営業中はご来店頂いているお客様を優先させて頂きますので、ご自身の待ち時間や完売アイテムのお問い合わせなどのお電話に出られないといったケースもございます。
今回限定品の販売がございますため、整理券はお一人様に1枚配布させて頂き、その整理券で入店、及びご購入を頂けますのもその1名様のみに限らせて頂きます。
整理券による入場制限中はお連れ様やご家族であっても整理券をお持ちでない方はご来店頂くことが出来ません。何卒ご注意下さいませ。
・購入点数についてはお一人様1モデルにつき1点までとさせて頂きます。 (混雑状況によっては、予告なく購入点数の上限を変更させて頂く可能性もございますので予めご了承ください。)
・入店をお待ちのお客様がいらっしゃる場合、お見比べの点数をスタッフが制限させて頂きます。その際にはお一人でキープが可能なお品物は最大3点までとなります。
・11:46以降にお越しの方には、それまでに発券された数字以降の番号を記載した番号券をお渡しいたします。この番号券のお呼び出しにつきましては番号券を受け取られた順になりますが、11:45までにお越し頂いた方全てのご案内が終了後に順番にお呼び出しを行いますため、お呼び出しまで長いお時間を頂戴する可能性がございます。
・限定品の中には販売個数の極めて少ないものもございます。ご案内までにお目当てのお品物が完売してしまう可能性もございますこと、予めご了承下さいませ。