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【#0209】FABRICのラウンドファスナー型・長財布について 1

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※こちらは2009年12月に更新されたアーカイブ記事です。
記事内に掲載されているアイテム、及び発売予告などの記述に関しましては過去の記事となりますので現在はお取扱いを行っていなかったり、また既に完売となっているものもございますこと、予めご了承下さいませ。

 

 白いパイソンを使用した、FABRICの長財布に付いてのご説明です。

 

 FABRICのラウンドファスナー型・長財布 39900円(W19.5×H10.5×D2センチ)
【※現在はお取り扱いがございません。】

 

 

 

 一口に革と言っても、世の中には様々な種類の革が存在しますが、今回ご紹介するのは大変珍しい生成りのパイソンを使用した、FABRICというブランドの長財布です。

 FABRICは以前(ガルーシャの革のご説明の時)に革のコサージュを作れる希少なブランドとして少しだけご紹介したことがありましたが、今回のパイソンも含めて牛革以外にもエキゾチックレザーを使って面白い事をする、とても遊び心があるブランドです。

 ワニやトカゲ、ヘビ等のエキゾチックレザーは、牛革と比べると好き嫌いの分かれ易い革ですが、その魅力は牛革には見られない個性的な革の表情と風合いにあると言えます。

 また、希少性の高さから一般的に高級素材と呼ばれ、素材が持つ特徴も牛革とは大きく異なり経年変化の仕方も独特です。この替えの無い独特の存在感は、古来より人を引き付けて止まない神秘的な魅力があります。

 

 

 今回使用しているパイソンは所謂ヘビ革と呼ばれるものですが、ヘビと言っても地球上には2380種以上存在すると言われています。その中でも皮革製品として捕獲されるものはやはり巨大なヘビが多いのですが、巨大であってもワシントン条約上捕獲してはいけない種類もあります。

 上の写真は裁断する前の状態で、全長は数メートルにも及びますので、裁断前の革は生々しく、大蛇そのものです。

 エキゾチックレザーの多くは(全てではありませんが)、その動物から皮を剥ぐ時に、お腹から割いて皮を剥ぐベリーカットと、背中から割いて皮を剥ぐバックカットの2種類があります。

 ベリーカットの場合は、鞣された革の中心は背中の部分になります。逆にバックカットの場合は、革の中心はお腹になります。

 今回ご紹介するパイソンの長財布はバックカットの革ですので、ヘビのお腹の特徴的な鱗模様が全面に見える仕様となっています。

 更に特徴的なのが、今回FABRICの長財布に使用されているパイソンは染色を施していない生成りのパイソンであるという点です。世の中に出回っている多くのパイソンの製品は、殆どが染色加工を施されていますので素材自体が大変珍しい、希少性の高いものです。

 

 

 一言で言ってしまうと、使用していると光沢が出てきて飴色にエイジングしていくという、中々見る事が出来ない珍しいパイソンです。

 

 

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