【#0210】FABRICのラウンドファスナー型・長財布について 2

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※こちらは2009年12月に更新されたアーカイブ記事です。
記事内に掲載されているアイテム、及び発売予告などの記述に関しましては過去の記事となりますので現在はお取扱いを行っていなかったり、また既に完売となっているものもございますこと、予めご了承下さいませ。

 

 希有な白パイソンを使用した長財布に付いてのご説明、その2です。

 

 

 パイソンのお腹の部分の鱗模様は、背中側の細かい模様とは異なり独特の形と大きさをしています。手足の無い蛇が体をくねらせて移動する為に、きっとこの様な鱗の形状になったのでしょう。

 今回の長財布ではこの独特の模様を活かす為、前胴側と背胴側のパーツを分けずに、繋がった大きな面で革を使用しています。

 さて前回の続きになりますが・・・

 

 

 こちらが3年以上使用したものです。青っぽい色が付いていますが、これはパイソンの模様ではなくデニムの色が附着したもので、ヒップポケットに入れて使用していた為、ポケットの形に沿って色移りしています。

 (ダイアの形をした斑紋・模様を持つダイアモンドパイソンや、不規則な図形の斑紋・模様を持つモラレスパイソンはその個性的な模様を活かす為、そのまま「柄」として活用する事が多いですが、今回の長財布で使用しているものはレッドパイソンという種類で、もともと柄はありません。ニシキヘビの一種で、全身が赤みを帯びた胴体なのですが脱色加工をして白くさせています。染色加工を施していませんので、そのまんまの状態です。)

 

 

 左側の使用したものはベリーカットで、右側の新品のものはバックカットになります。裁断する向きも異なっていますが、並べると鱗の大きさや形が異なるのが分かります。2つとも同じ生成りのパイソンです。

 不思議なのは、新品の状態ではツヤも無くマットでパサパサな手触りなのですが、使う程にしっとりとした手触りになっていき、光沢が出てくるという点です。鱗の1つ1つが徐々に寝てきて、持った時の感触が全く変わります。

 牛革とは明らかに違う経年変化の仕方で、こう言ってしまうと少し怖いかも知れませんが、段々と精気を帯びて生き返ってくるような印象があります。何と言いますか、只の人形がギラギラと生命を持ってくるような・・・。

 って、自分で書いてて怖いです。(売れる物も売れなくなります・・・。)

 

 

 余談ですが、蛇はその強い生命力と脱皮を繰り返すことから、「若返り」→「不老不死」の象徴とされてきた歴史があります。(世界の色々な国で白蛇信仰がありますが、調べてみると面白いかも知れませんね。)

 いずれにせよ神秘的な革です。

 

 

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