【#0237】革製品の保護・保管について 8

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※こちらは2010年2月に更新されたアーカイブ記事です。
記事内に掲載されているアイテム、及び発売予告などの記述に関しましては過去の記事となりますので現在はお取扱いを行っていなかったり、また既に完売となっているものもございますこと、予めご了承下さいませ。

 

 

お手入れに付いての続きです。

 

 

今度は内側です。どんな方でも経験がお有りかと思いますが、鞄の内部は埃や汚れが溜まりがちで、ペットボトルやお弁当等の食生活上の汚れが付き易い部分でもあります。

 

鞄の構造にも依りますが、もし裏地全体を外側へ引っぱり出せる構造でしたら内側のお掃除はとても容易になりますので、一度裏地を外側へ出して、ブラッシングなどで汚れを掻き出し掃除をします。

 

外側へ引っぱり出せない構造でしたら、掃除機などを軽くかけると良いでしょう。

 

布裏地に付いた液体による汚れやシミは、中性洗剤を適切な濃度で水で薄めたものを布に浸してからパッティング、という方法もありますが、洗剤と布との相性もありますから初めは目立たない箇所で試された方が良いです。また、作業が終了次第よく乾燥させることも大事です。

 

内側が生地ではなくスエードでしたら、色落ちや風合いを損ねる可能性がありますので普通洗剤のご使用はお避け下さい。先述の通り、起毛革専用のクリーナーなどは数種類市販されていますのでそちらを試された方が良いかと思います。

 

 

さて、埃や汚れの全てを落としたら、(③の起毛した革を除き)不要な柔らかい布を一度水に浸して硬く絞ってから鞄の表面全体を拭きます。

ここで大事なのは硬く絞ることで、ベシャベシャの水浸し状態は良くありません。水が深く浸透しないよう、必ず硬く絞ります。

 

全体を拭き終わりましたら、今度は別の柔らかい布で力を入れ過ぎずに乾拭きします。特に①の植物性のタンニンで鞣されたスムースの革の場合などは、硬い布や目の粗い布を使用しますと表面を傷付ける可能性がありますので、特に柔らかい布の方が良いでしょう。

 

また力を入れ過ぎると鞄の形が潰れたり傷付いたりもしますので、内側に手を添えて軽く乾拭きします。革が重なり合って入り組んだ部分や底部分やハンドルの付け根部分など、全体的に満遍なく乾拭きすると①②③の植物性のタンニンで鞣された革ではツヤが上がります。

 

お使いの鞄の状態にも依ってしまいますが、徐々に力を抜いて暫く乾拭きしているとテカテカになったりもします。

ただ、同じ②でもクロームで鞣された革では殆どツヤは上がらず変わりませんが、それでも硬く絞った布での拭き取りと乾拭きはクリーニングとして行った方が良いのでお勧めします。

 

また、②のクロームで鞣された革の場合、鞄表面の革が乾燥しているとお感じになったら革への栄養と潤いを与える為、市販の革用デリケートクリームの塗布をお勧めします。

 

デリケートクリームはどちらかと言うと柔らかい革に向いていますし、通常の油脂の他、女性用化粧品でも使われているラノリンという保湿効果の高い成分も含まれていますので、大変効果的です。塗布した後は暫く放っておいてから乾拭きすると更に効果的です。

 

 

続きます。

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