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【#0005】BALINT(バリント)について 1

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※こちらは2009年1月に更新されたアーカイブ記事です。

記事内に掲載されているアイテム、及び発売予告などの記述に関しましては過去の記事となりますので現在はお取扱いを行っていなかったり、また既に完売となっているものもございますこと、予めご了承下さいませ。

 

ウイーンの至宝靴、BALINTについてのご説明です。作りが尋常ではありません・・・。

     

C.O.U.では、オーストリア・ウイーンの注文靴店「バリント」の靴のパターンオーダーを承っております。

よほど靴好きの方でもない限り、なかなか耳にすることはないと思いますが、ここの靴の良さを一言で言うとしたら、尋常ではない「仕立ての良さ」にあるのではないでしょうか。

 

一見してわかる精巧な作りと、予想以上の履き心地は、何とも言えない幸福感を感じることができると思います。

私も最初に足を通してみた時に、正直唸りました。  

 

何だこれは、と。

(後ほど述べますが、お店にはフィッティングサンプルが置いてありますので、気軽に私までお申し付け下さい。足を通してみるだけでも、是非体験して下さい。きっと唸ります。)

 

 

外観は、ロングノーズ全盛の今の時勢からは正反対でしょうが、そこがまた良いのです。浮ついていない、文字通り地に足の着いた感じ、とでも言いましょうか。  

 

ブダペストラストと呼ばれる、弾丸のようなフォルムを少しエレガントにしたウイーンスタイルはどこかクラシックで、落ち着いた雰囲気があって好感が持てます。  

 

流行に左右されない佇まいなので、印象は非常に上品です。

 

そして目を見張るのが、底のこの木釘!

ウッドネール (Wooden Nailed)と呼ばれる製法で、木釘によりソールとアッパーが一体になっていて、バリントさんが得意とする製法です。

ここまで細かい木釘を、これだけ丁寧に打ってあるのを見たことがあるでしょうか。(いえ、私はありません。)写真でお伝えできるかわかりませんが、本当に小さな木釘が……

 

これでもか!

これでもか!

と打ってあります。  

全ては強度を生む為と、昔ながらの伝統的な製法を今に伝える精神的な、気概のようなものを感じさせます。 

これがいいんだよ、と言っているような。  

そんな丁寧な仕事ぶりを象徴するかのように、ステッチもまた尋常ではないくらい丁寧で細かいです。

見てるだけで気が遠くなります。

 

 

写真はともにダブルステッチ(!)の部分です。とても正気の沙汰とは思えません。

 

そして足を通すと、その外観からは全く想像出来ない程の衝撃を味わえます!

味わえるのですが、長くなりそうなのでレポートの続きはまた次回にします。

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