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【#0089】ミニショルダーバッグ・COLLIER(コリアー)について 1

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※こちらは2009年6月に更新されたアーカイブ記事です。

記事内に掲載されているアイテム、及び発売予告などの記述に関しましては過去の記事となりますので現在はお取扱いを行っていなかったり、また既に完売となっているものもございますこと、予めご了承下さいませ。

 

WILDSWANSのミニショルダーバッグ、COLLIERについてのご説明です。

 

 ミニ・ショルダーバッグ  COLLIER 26250円

【※現在は素材を一部リニューアルしており、こちらの製品はお取り扱いがございません。】

 

前回、革と生地のコンビのミニショルダーバッグ、CARTOLINAをご紹介させていただきましたが、今回はフルレザーの、可愛いサイズのミニ・ショルダーバッグをご紹介いたします。  

フルレザーと言っても本体に使用しているのはヴェロア素材ですので、とても軽いバッグに仕上がっています。  

 

このバッグはVALKA SERIESというシリーズの中の1つで、ヨーロッパからアメリカ大陸へと渡った移民の、当時の生活における道具をテーマにしています。ですので、コテコテのアメカジではなく、どこかヨーロッパテイストが感じられる雰囲気が特徴になっています 。

 

アメリカの面白いところは様々な所から多民族が集まり、異文化や異なる価値観が融合しては、また更に新しい文化が生まれるというところではないかと思います。  

 

アメリカはイギリス(アイルランド系等)の移民が多い中でも、例えばメキシコ国境付近では<テクス・メクス>と呼ばれるメキシコ文化が色濃い、独自の「食」や「音楽」の文化がありますし、またルイジアナではフランス系の移民が多かった為、フランス文化が色濃く残っている<ケイジャン>と呼ばれる「食」や「音楽」の文化があります。  

 

特にアメリカにおける伝承民謡の世界では、例えオリジナルがアイルランド民謡でも、歌い継がれて各地に広まるうちに変化が加えられ、沢山の変形(ヴァリアント・Variant)が生まれて別物になるという例が沢山あって、とても面白かったりします。

 

話が逸れましたが、このヨーロッパのテイストが徐々に変形してヴァリアントが生まれる頃の雰囲気と、ザックリとした当時の道具(袋物)をテーマにしているのがVALKA SERIESです。(前置きが長くてすみません。)

もっとも当時の実用品をそのまま復元している訳ではなく、勿論アレンジを加えています。  

 

このシリーズは見た目と使い勝手はザックリとしていますが、作りや仕様は面白いものになっています。レトロな雰囲気があるU字形の金具はこの鞄に限らずシリーズ全般で使用していますが、廃番になっていた物を復刻して使っていますので、今では殆ど見かけない金具です。  U字形の曲線が大変ユニークな、古風な金具です。

 

鞄の本体はヴェロア素材ですが、付属として使用している革はイタリアのバダラッシー・カルロ社のミネルバ・ボックスになります。この独特の質感と風合いは、ヨーロッパにおける革の歴史が深くなければ出ないテイストですので、この鞄を普通のアメカジとは少し違う雰囲気にしている要素の1つです。

 

使い込んで光沢が上がってきた時の「ヤレ感」が大変魅力的な革です。

続きます。

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