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【#0093】ORI-KAMI WALLET(オリカミウォレット)について 1

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※こちらは2009年6月に更新されたアーカイブ記事です。

記事内に掲載されているアイテム、及び発売予告などの記述に関しましては過去の記事となりますので現在はお取扱いを行っていなかったり、また既に完売となっているものもございますこと、予めご了承下さいませ。

 

WILDSWANSの折り紙をモチーフにした革小物、ORI-KAMI WALLETについてのご説明です。  

 

ORI-KAMI WALLET 21000円

【※現在はこちらの製品のお取り扱いはございません。】 

 

WILDSWANSのお財布と言えば、堅牢で重厚な作りが代表的なイメージかと思いますが、このORI-KAMI SERIESはそのベーシックなもののイメージの真逆に位置する、少しポップで風変わりなシリーズです。  

 

ただ、これもまたWILDSWANSの1面で、技術的に現在発売中の新シリーズ DIGNITY SERIES に通じる部分もあります。厚み0.5ミリの薄い革同士を圧着により貼り合わせていて、薄くても充分な強度を持ち合わせていますので、見た目の軽やかさからは想像できない耐久性があります。

 

ORI-KAMI SERIESはその名の通り「折り紙」をモチーフとしていて、極力縫製をかけずに、折りたたんで作っているのが最大の特徴になっています。革を折りたたんで作るには、絶妙な革の厚みの設定と従来の財布作りには無い特別な成形技術が必要だったので、出来上がるまでには長い時間を費やしたとても難産なシリーズでしたが、今までには無い面白いものになっています。

 

DIGNITY SERIESのご紹介の時も触れましたが、革同士を貼り合わせる際に、革の最も強い部位であるギン面層(表面)のみを削ぎ出しています。このシリーズでは0.5ミリの厚みにしていますので、それだけを指で持つと頼りないくらいテロテロなのですが、それら2枚を貼り合わせると、驚く程しなやかな張りとコシが生まれます。  

 

0.5ミリ同士の革を貼り合わせると1ミリの厚さになる訳ですが、貼り合わせていない1ミリ厚の革との違いは両面・裏表がギン面層という点です。言い換えると、ギン面層が2倍の1ミリ厚の革と言っても良いかと思います。  

 

それがこの革製品シリーズの強度を高めている1部分なのですが、手触りはと言うとパキパキに硬い訳ではなく、あくまでもしなやかでソフトな触り心地です。これは使用している革の種類によるところが大きいです。

 

 

続きます。

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