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PRIMITIVEシリーズ第1弾 SADDLE PULL UP / COLLIER(コリアー)

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WILDSWANS GINZAのオープンを祝し、職人の技が光るミニショルダーバッグがお目見えします。

 

 

PRIMITIVEシリーズはWILDSWANSが製作の原点に立ち返り、新たに展開するバッグコレクションです。また、PRIMITIVEシリーズの製作はWILDSWANSの東京アトリエが一手に担いますが、シリーズの第1弾として登場するアイテムはWILDSWANSのミニショルダーバッグ・COLLIER(コリアー)です。1stタイプのCOLLIERが発売されてから約16年の月日が経過しましたが、WILDSWANS GINZAのオープンに合わせて装いも新たに登場します。COLLIERWILDSWANSを代表するバッグの一つです。そして、バッグの中では最も多い製作数を誇るこちらのアイテムは、これまでその実用性やデザインに対してたくさんのご支持を頂いてきました。しかし、PRIMITIVEシリーズでは、構造から素材まで全てを0から見直し再構築を行っています。これまで主にミネルバボックスをはじめとする、どちらかと言えば柔らかい皮革で製作してきましたが、ブランドの原点回帰をテーマにメイン素材にはサドルプルアップを採用しています。タンニン鞣しで仕上げたベルギー牛革のサドルプルアップは、美しい艶を伴うエイジングの他、高い堅牢度や皮革の持つハリ感の強さが特徴となり、今もなおWILDSWANSの製品製作になくてはならない皮革です。なお、他のPRIMITIVEシリーズのアイテムにも共通してサドルプルアップが使用されます(上の画像2枚目の左側がサドルプルアップCOLLIER、右側がミネルバボックスのCOLLIERです。)。

 

 

PRMITIVEシリーズでは、このサドルプルアップを原厚の状態で使用する意欲的なシリーズとなります。原厚とは革を漉(す)いていない状態のことを指しますが、サドルプルアップの平均的な原厚は約3mm。通常、ウォレットなどで使用する場合は、こちらをそれぞれのパーツに合せて漉く(革を薄く削る)工程があり、その厚みは長い期間の使用に耐え得る耐久性と現実的な製作とのバランスを図ることで算出されます。しかし、PRIMITIVEシリーズでは主に製品の外装に原厚の状態のサドルプルアップが用いられます。簡単に原厚と言っても、ハリ感の強いサドルプルアップを折り曲げてバッグを製作するには職人の高い技術力が不可欠です。PRIMITIVEシリーズのCOLLIERでは素材以外にも、パーツの至るところに従来のCOLLIERにはない試みが施され、より堅牢で重厚なWILDSWANSらしいアイテムへ生まれ変わりました。PRIMITIVEシリーズのサドルプルアップCOLLIERは、WILDSWANS GINZAがオープンする1129日に、WILDSWANS GINZAにて先行発売させて頂きます。また、サドルプルアップCOLLIERの詳しい仕様やこちらの販売方法については、この後ご紹介させて頂きます。

 

 

ここからはサドルプルアップCOLLIERの詳細をご紹介させて頂きます。まずCOLLIERの一番大きな外装パーツについては、一部の箇所を除くとその大部分に原厚のサドルプルアップが使用されています。ぐるりと外装を覆うパーツは、これまでのCOLLIERとは異なり、ファスナーパーツ周辺や背当て部分などを除くと切り替え部分がありません。また、このように切り替え部分の少ない大きな板面のサドルプルアップを使用することで、素材が持つ重厚さや力強さに加えて、エレガントな表情も生まれます。製品のディテール自体は従来のCOLLIERを踏襲していますが、サドルプルアップを使用し、その素材の持ち味を最大限生かすことで、これまでのCOLLIERとは全くテイストが異なる製品として生まれ変わりました。

 

 

本体の側面をL字でなぞるようにシルバーカラーのエクセラファスナーが走ります。またファスナーの両サイドにはファスナーと同色のDカン金具が付き、ショルダーストラップはこちらに接続するかたちになります。従来のCOLLIERとは異なり、Dカンパーツが独立したパーツとなりますので、万が一こちらが破損した場合もパーツ交換で修理の対応が可能となります。また、外装を走るコバにもご注目ください。ウォレットなどではまず見ることが出来ない全長約1メートルにも及ぶ切れ目ないコバは、職人が時間を惜しまず1点ずつ丹念に磨き上げました。こうしたコバ仕上げはWILDSWANSのアイデンティティーとも言える部分となりますが、こちらのCOLLIERではそのコバがよりダイナミックに表現されています。

 

 

ショルダーストラップには耐久性の高い高密度のアクリルテープをベースに、本体と同色のサドルプルアップをポイントで使用しています。この内1点のサドルプルアップのパーツには、従来のCOLLIERにはないネジが付いたDカンが付属されています。こちらにはWILDSWANSの各種カラビナキーリングや、今後展開を検討している別のアイテムとの連結を想定しており、様々な使い方の可能性が広がります。ストラップの両先端はシルバーカラーのナスカンパーツとなり、こちらを本体のDカンに繋げます。また、こちらのストラップは最短91㎝~最長144㎝まで長さの調節が可能ですので、様々な体形やスタイルに合わせてご使用頂けます。

 

 

続いて内装についてもご紹介させて頂きます。内装の片側にはサドルプルアップのインナーポケットパーツが付きます。WILDSWANSのロゴが刻印されたこちらのオープンポケットは、スマートフォンの収納スペースとして活躍します。こちらの反対側は原厚のサドルプルアップのトコ面(裏面)が一面に広がります。製作の都合により、これまでなかなかなご紹介できなかった部分となりますので是非ご覧ください。WILDSWANSのウォレットなどでは、アイテムによって部分的にサドルプルアップのトコ面のパーツが見られましたが、こうしたパーツのトコ面は漉きの作業により表面がやや起毛した状態です。ところが漉かれていない原厚のサドルプルアップのトコ面は漉いたトコ面に比べてはるかに起毛感が少なく、漉いたトコ面よりも色味が濃い状態であることから、サドルプルアップのCOLLIERでは、トコ面そのものが上品な印象すら感じさせる内装素材となりました。(上の画像の2枚目左側が、漉いていないサドルプルアップのトコ面、右側の中央部分が漉いたサドルプルアップのトコ面です。)

 

 

このようにCOLLIERでは、原厚のサドルプルアップを外装で使用した内装の部分がそのままトコ面として使用されています。内装が生地素材の従来のCOLLIERと比べると、メイン素材であるサドルプルアップを十二分に生かした仕様と言えるでしょう。なお、先ほどご覧頂いたインナーポケットも原厚のサドルプルアップのトコ面の上に取り付けたパーツとなります。また、COLLIERの角部分については従来のCOLLIERと同様に内縫いで仕上げていますが、従来のCOLLIERで使用している柔軟なイタリア牛革のミネルバボックスと異なり、こちらのCOLLIERではサドルプルアップという硬質な皮革しているため、内縫いには非常に高度な技術が要求されます。該当箇所を内装から見ると、この角の部分だけ部分的に漉きを入れることから、周辺部分に比べて色味が薄くなります。それでもサドルプルアップが硬質であることには変わらないため、鋭い角度で折りこまれた部分を内縫いで仕上げるのは至難の業です。メイン収納部の収納力としては、従来のCOLLIERと同様に2本の500lペットボトルがちょうど収まる程度の大きさです。ただし、水滴が内装の皮革部分に干渉するとブクやシミができる恐れがありますので、気になる方はこうしたアイテムの収納はお控えください。

 

 

〇ミニショルダーバッグ・SADDLE PULL UP / COLLIER・・・110,000円(税込)

カラー:BLACKCHOCOLATE

サイズ:W150×H260×D65mm

重量:約630g

サイズや重量には個体差があります。

 

【Premitiveシリーズの注意点】

・タンニン鞣しの自然な仕上げを施しているため、皮革の表面にはシワ、トラ、血筋、傷
などが含まれ、皮革の色味にはムラや色ブレがございます。
・油分が多い皮革のため、コバ(製品の縁)に革の重なりが線のように現れるケースがあ
ります。また、ご使用頂くことで線がより顕著に現れる可能性があるため、コバ部分を過
度に変形させないようご注意ください。
・他の素材に比べて、パーツが密着する箇所にパーツやステッチの跡が残ることがありま
す。
・原厚のパーツはご使用と共にトコ面(裏面)に毛羽立ちが起こる場合がございます。
・原厚のパーツのトコ面(裏面)には、革の生産時に押されたスタンプ等が入る場合があ
ります。
・原厚のパーツは接着、縫製を行うため端の部分に漉きを行っておりますが、その部分は
漉きを行っていない部分と表面の仕上げが異なります。
これら皮革や製品の性質は避けることが困難となりますので、予めご了承ください。

 

【WILDSWANS GINZAでの販売方法】
今回ご紹介致しましたアイテムはWILDSWANSGINZAで11月29日(土)昼12:00から一斉に発売させて頂きます。

皆様にご注意頂きたい点として、新店舗WILDSWANS GINZAにつきましては歩道に十分なスペースがなく、また隣接するビルでは工事も行われているなど安全確保の観点からも、店舗前にお並び頂くことが出来ません。
近隣の店舗や歩行者の方へのご迷惑にも繋がりますため、店舗前にはお並び頂かないようお願い申し上げます。

29日当日は12:00開店ですが、限定品の発売がございますため開店からしばらくは入場制限を設けさせて頂きます。
そのため、11:00から11:45までにWILDSWANS GINZAお越し頂いた方へ番号券をお渡しさせて頂きます。

※当日は受付管理アプリを利用した発券、及びお呼び出しをさせて頂きます。
こちらをご利用頂くためにはLINEのアプリがインストールされたスマートフォンが必要になりますので、必ずこちらをお持ちの上で番号券を取得して下さい。

お渡しいたします番号券には受付番号とQRコードが記載されており、開店後は受付番号の小さい方から順に入店のためのお呼び出しをさせて頂きます。QRコードはお呼び出しをLINEで行うための登録用コードです。
番号券に記載される受付番号はランダムに付与されますので、早くご来店されたからといってご案内までの時間が早まるということはございません。 必ず11:00以降にご来店下さいますようお願い申し上げます。

11:45までに店舗前に来られた方全てに番号券をお渡しさせて頂き、開店後は最も番号の小さい番号券の方から順に入店のご案内をさせて頂きます。

※発券された番号の中から数字の小さい順番にお呼び出しを致します。【受付番号=お呼び出しの順番】ではございませんのでご注意下さいませ。

また、お呼び出しからご来店までにお時間が掛かる方もいらっしゃいます。その際にはお呼び出しの順番とご入店の順番が異なる可能性もございますこと、併せてご了承下さいませ。

例として、受け取った番号券の受付番号に「3」と記載されていた場合
開店までに「受付番号1」、「受付番号2」が発券された場合にはお呼び出しの順番は3番目になりますが、「受付番号1」、「受付番号2」の発券が無かった場合、お呼び出しの順番は1番目になります。
受付番号はランダムに発券され、またお呼び出しをしてもご来店されない方などもいらっしゃいますので、ご自身が現在何番目か、或いは何分待ちかという正確なご案内は致し兼ねます。

番号券のQRコードから確認出来る待ち人数につきましては、発券した順番での表示のため、実際にお呼び出しを行う順番とは異なることにご注意下さいませ。
また、営業中はご来店頂いているお客様を優先させて頂きますので、ご自身の待ち時間や完売アイテムのお問い合わせなどのお電話に出られないといったケースもございます。
今回限定品の販売がございますため、整理券はお一人様に1枚配布させて頂き、その整理券で入店、及びご購入を頂けますのもその1名様のみに限らせて頂きます。
整理券による入場制限中はお連れ様やご家族であっても整理券をお持ちでない方はご来店頂くことが出来ません。何卒ご注意下さいませ。

・購入点数についてはお一人様1モデルにつき1点までとさせて頂きます。 (混雑状況によっては、予告なく購入点数の上限を変更させて頂く可能性もございますので予めご了承ください。)
・入店をお待ちのお客様がいらっしゃる場合、お見比べの点数をスタッフが制限させて頂きます。その際にはお一人でキープが可能なお品物は最大3点までとなります。
・11:46以降にお越しの方には、それまでに発券された数字以降の番号を記載した番号券をお渡しいたします。この番号券のお呼び出しにつきましては番号券を受け取られた順になりますが、11:45までにお越し頂いた方全てのご案内が終了後に順番にお呼び出しを行いますため、お呼び出しまで長いお時間を頂戴する可能性がございます。
・限定品の中には販売個数の極めて少ないものもございます。ご案内までにお目当てのお品物が完売してしまう可能性もございますこと、予めご了承下さいませ。

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