実際に、やってみました~PALM(パーム)とkf-003を比較してみました~

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WILDSWANSの2つのミニ財布を比べてみました。近年のキャッシュレス化の波を受けて、人気の高いミニ財布。今回は数あるWILDSWANSのミニ財布の中でもとりわけ人気の高い、PALMとkf-003を比べてみました。

 

◇発売開始年

・PALM・・・・・2008年

・kf-003・・・・・2013年

PALMは、コイン、カード、紙幣が1つに収まる可能な限りコンパクトなミニ財布として登場しました。一方のkf-003は、PALMから遅れること5年後、CORBO.のチーフデザイナーである古瀬聡氏とWILDSWANSのコラボレーションシリーズである、Walkersシリーズの1アイテムとして産声を上げました。5年のタイムラグがありますが、どちらも今ほどキャッシュレス決済が進んでいない時期に誕生しています。言い換えると、どちらも今のミニ財布ブームに先駆けて登場したアイテムとなります。特にPALMの発売からしばらくの間は、まだ現金を使用するケースが多く、現在のように財布自体をPALM一つだけで使用されるお客様は非常に少なかった印象です。このため、PALMとWAVEのような長財布と組み合わせてお使い頂くお客様も珍しくありませんでした。

 

◇皮革別のラインナップ

【PALMのラインナップ】

イングリッシュブライドルPALM・・・・・29,700円(税込)

フルグレインブライドルPALM・・・・・36,300円(税込)

クロコPALM・・・・・56,100円(税込)

準定番品・シェルコードバンPALM・・・・・40,700円(税込)

〇サドルプルアップPALM・・・・・29,700円(税抜)

(皮革の供給が滞っているため、サドルプルアップPALMは不定期生産となります。)

 

【kf-003のラインナップ】

フルグレインブライドルkf-003・・・42,900円(税込)

〇サドルプルアップkf-003・・・31,900円(税込)

(皮革の供給が滞っているため、サドルプルアップkf-003は不定期生産となります。)

※サドルプルアップ以外のモデルは、それぞれの商品ページ内に予約フォームまたは入荷案内フォームのリンクがございます。恐れ入りますが、在庫切れで入荷連絡を希望の場合は、こちらからお手続きをして頂くようお願い致します。

 

イレギュラーな生産のサドルプルアップを含めて、kf-003が2素材の展開に留まっているのに対して、PALMは5つの素材で幅広く展開しています。こちらの素材や仕様以外に特別生産品や別注品などの限定品も展開してきましたが、こちらでもPALMの展開数が圧倒的に多くなります。この理由の一つとして、PALMが先に登場したこともありますが、kf-003はコラボレーションシリーズのため、販売店舗がWILDSWANSの直営店とCORBO.に限定していることも影響しています。

 

◇サイズと重量

・PALM・・・・・H80×W100×D33mm 重量約72グラム

・kf-003・・・・・H85×W108×D33mm 重量約90グラム

※今回はフルグレインブライドルで計測しています。 サイズや重量に関しては、革の個体差に加えて素材(革種)によっても若干異なりますが、どちらもサイズ感としては、手のひらサイズで非常にコンパクトなミニ財布です。

 

PALMにおいては、どの素材でもご使用当初に革の強いハリ感からそれなりの厚みがありますが、使用していくと厚みが落ち着き、よりスリムに収納して頂けるような形に変わってきます。kf-003も使用することでスリムな形状となりますが、内装にコインケースのフラップがあるため、こちらの分だけPALMよりボリュームが生まれます。また、二つのアイテムには、重量で28g、高さ(H)と幅(W)にそれぞれ数ミリの差があります。数値で見ると小さな差に感じられるかもしれませんが、どちらも小さなアイテムだけにこの僅かな差が、使用時の感覚においては、はっきりとした違いとして現れます。

 

◇外装の仕様

外装における2つのアイテムの違いは、背面ポケットの有無です。PALMはTONGUEと同じように背面にカードポケットを備えているのに対し、kf-003はこうしたポケットを装備していません。この部分については好みが分かれるところで、使用頻度の高いカードを素早く取り出す機能としてはPALMが優れていますが、製品の外観にミニマル感を求める方には、kf-003がフィットするかもしれません。 また、PALMは外装の表裏の違いをカードポケットで判別しますが、kf-003は背面にカードポケットが付属しないため、フラップの形状で判別します。

 

kf-003のフラップ部分は、外装のラインの内側にかけて緩やかなカーブを描き、逆にフラップの下部分は緩やかな山なりの形状しているため、フラップとフラップ下部分に僅かな段差が生まれます。このさりげない仕様により、触れただけでも外装の表裏が判別でき、段差によりフラップに指がかかりやすくなることで開閉もスムーズになります。

 

また、PALMが外装の上辺と下辺が同じサイズであるのに対して、kf-003は下辺にかけてシェイプされたデザインを採用しています。kf-003は上辺を長く設計することでカードが取り出しやすくしています。また、下辺を短く設定することでカードの下部分でホールドするように工夫しています。

 

◇内装の仕様

内装にも違いがあります。2品ともフラップを開けた状態で内装を比べてみましょう。この時一番の違いはコインケースにおけるフラップの有無です。コインケースにフラップが付くモデルがkf-003、フラップが無いモデルがPALMです。コインケースにフラップが付かないPALMは本体のフラップを開いた時点で、コインケースにアクセスできる利点がありますが、例えばPALM本体を横向きに開くと中に収納したコインが落下してしまう可能性があります。一方、コインケースにフラップが付くkf-003は、どの向きで本体のフラップを開いてもコインケース内のコイン等が落下する心配はありません。

 

コインケースの内部については、2アイテム共通で革の仕切りである「ベロパーツ」を備えています。このためコインだけではなくカードを収納して頂くことが可能です。「ベロパーツ」の手前にコイン、奥にカードがオーソドックスな収納スタイルです。

 

コインケースの上、外装フラップの裏側にあたる部分には、構造上のスペースがありますが、こちらにカードなどを入れると、強い革のハリ感により、入り口付近の革が縫製に添うようにして部分的に裂けてしまう恐れがあります。このためどちらアイテムにおいても、この部分にカードなどは収納しないようお願い致します。

 

札室はどちらも本体のサイドも設けています。現行の仕様では、どちらも札室内部に裏貼り革を組み合わせています。ちなみに旧来のPALMでは札室内部の外装側がトコ面(革の裏側)でしたが、数年前の仕様変更によって、この部分にも裏貼り革を組み合わせるように変更されました。PALMより少し大きなkf-003は、札室内部にもゆとりがあるので、一番大きな日本紙幣である一万円札でもスムーズに出し入れが可能です。一方のPALMは札室がややタイトなので、一万円札の出し入れは、kf-003程スムーズではありません。このため、PALMで一万円札が入れにくい場合は、二つ折りにして収納して頂くこともおすすめです。

 

◇収納量

PALMとkf-003は、コイン、紙幣、カードが収納可能なミニ財布です。どちらも財布に収納する最低限のアイテムは、全て一つのアイテムに収まります。ここでは2アイテムの収納量を比べてみましょう。ただし、収納量は収納するアイテムなどにより変動するので、あくまで参考までにご覧ください。カードなどを実際に収納するため、ここからはエイジングサンプルを使用します。PALMは、フルグレインブライドルPALM/ブラック(3年使用)、kf-003は、フルグレインブライドルkf-003/ロンドンカラー(数か月使用)で検証していきます。

 

 

今回は先にカードから収納していきます。まずPALMの外装背面のカードポケットにカード1枚を収納します。

 

PALMのコインケース内部の「ベロパーツ」奥には更に4枚のカードを収納します。PALMは、外装の背面ポケットにも1枚のカードが収納できますので、こちらで計5枚のカードを収納することになります。一方のkf-003のカード収納部はコインケース内部の「ベロパーツ」奥に限られるので、こちらにカードを4枚収納します。

 

次にコインです。100円硬貨をPALMは36枚、kf-003は24枚収納します。この時点でどちらもコインケースのボリュームが一杯になりつつあります。

 

最後に紙幣。千円札をPALMに15枚、kf-003に15枚です。収納した枚数では同じですが、kf-003はPALMよりも札室のサイズに余裕があるため、紙幣の出し入れがスムーズで、場合によってはもう少し紙幣が収納できるかもしれません。

 

いずれの収納アイテムにおいても、収納する際は、製品のかたちが著しく変形しない、無理のない収納を前提に検証しています。こちらを基に収納した結果、カードとコインの収納量はPALM、紙幣の収納量は、PALMとkf-003でほぼ同じ枚数ですが、kf-003は紙幣の出し入れがスムーズでした。

 

◇まとめ

素材ごとに価格は異なりますが、同素材の場合はPALMよりkf-003の価格が高くなります。こちらは皮革の使用量や製作時の工程数に違いがあるためです。他に違いとしては、やはりサイズ感です。PALMはkf-003より一回り小さく、より携帯性に特化したミニ財布です。価格とサイズ以外ですと二つのミニ財布にそれほど大きな違いはありませんが、細かく比べていくと使い方や収納量にも明確な違いがいくつもありました。非常にコンパクトなPALMはkf-003に比べると、少し特殊な仕様に慣れる必要がありますが、kf-003は使用当初から直感的にお使い頂けるアイテムと言えます。ただし、アイテムの選択は好みやスタイルによるので、一概にどちらのモデルが扱いやすいとお伝えすることができませんが、どちらも使用経験のあるスタッフによると、使い始めたらそれぞれの仕様に慣れていくため、製品のフォルムなど、ご自身の好みで選ぶのがおすすめとのことでした。製品選びの際に少しでも参考になりましたら幸いです。

※どちらも人気アイテムのため、完売となっていることが多くございます。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、定番素材と準定番素材(サドルプルアップを除く)は、各商品ページ内の予約フォームまたは入荷案内フォームよりお手続きを頂けましたら、入荷時にメールでご案内させて頂きます。

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